利回り4.8%超へ!TOB銘柄を含む高配当株ポートフォリオを大公開

2025年11月の高配当株ポートフォリオの運用状況をご報告します。

総資産額は前月比で約61万円増加し、573万円を突破。年間配当金も20万円の大台を超え、ポートフォリオは着実に成長を続けています。

今月も、安定配当と財務健全性を重視した銘柄選びを継続しました。その結果と詳細をご報告していきます。

今月のハイライト

  • 📈 総資産額が570万円を突破
  • 💰 年間配当金が20万円を突破
  • 🏢 セントケア・ホールディングスがMBOで非公開化へ
  • 🛒 新規購入: 東京海上HD、アイカ工業|買い増し: MS&AD
  • 📊 ポートフォリオ利回りは4.89%で推移

11月末時点でのポートフォリオの状況

まずは、11月末時点でのポートフォリオ全体の状況を確認していきます。

資産評価額と年間予想配当金は以下の通りです。

ちくわストックの2025年11月末時点の資産評価額と予想年間配当金

11月の総資産額は570万円を突破し、前月比で+61万円超の増加となりました。この増加は主に株価上昇による評価益の増加と新規銘柄の購入によるものです。

損益額は139万円のプラスで、評価損益率は+32.1%と健全な水準を保っています。市場全体が堅調に推移する中、高配当株ポートフォリオも順調に資産を積み上げることができています。

一方の年間配当金は20万3,961円となり、ついに20万円の大台を突破しました。前月比では+9,688円の増加です。

セントケア・ホールディングスのMBO発表により配当金が減少することを懸念していましたが、新規購入した東京海上ホールディングス、アイカ工業、そしてMS&ADの買い増しによって、むしろ配当金は増加する結果となりました。

ポートフォリオ全体の配当利回り(取得ベース)は4.89%を維持しており、月平均では約1万7,000円の配当収入が見込める水準です。

一時、日経平均が大きく下がる場面もありましたが、11月が終わってみれば、かなり良い感じで終わっていました。

ポートフォリオの構成銘柄とセクター比率

次に、ポートフォリオの構成銘柄と業種別構成比率を見ていきます。

まず、現状のポートフォリオを構成する57銘柄は以下の通りです。

No コード 銘柄名 取得利回り
1 1343 NEXT FUNDS 東証REIT 指数連動型上場投信 4.98%
2 1605 INPEX 5.46%
3 1879 新日本建設 4.11%
4 1926 ライト工業 5.02%
5 1928 積水ハウス 4.51%
6 1951 エクシオグループ 4.50%
7 2003 日東富士製粉 4.17%
8 2163 アルトナー 4.76%
9 2169 CDS 4.10%
10 2374 セントケア・ホールディング 0.00%
11 3076 あい ホールディングス 5.43%
12 3179 シュッピン 4.62%
13 3231 野村不動産ホールディングス 4.74%
14 3817 SRAホールディングス 4.99%
15 3924 ランドコンピュータ 5.65%
16 4021 日産化学 4.12%
17 4042 東ソー 5.22%
18 4202 ダイセル 5.39%
19 4206 アイカ工業 3.97%
20 4290 プレステージ・インターナショナル 4.28%
21 4502 武田薬品工業 4.90%
22 4528 小野薬品工業 5.11%
23 4540 ツムラ 4.05%
24 4743 アイティフォー 5.92%
25 4800 オリコン 4.63%
26 5105 TOYO TIRE 6.25%
27 5184 ニチリン 4.84%
28 5357 ヨータイ 5.38%
29 5903 シンポ 3.55%
30 5970 ジーテクト 5.92%
31 6381 アネスト岩田 7.13%
32 6392 ヤマダコーポレーション 4.40%
33 6432 竹内製作所 5.13%
34 6436 アマノ 4.46%
35 6458 新晃工業 4.25%
36 6785 鈴木 6.03%
37 7164 全国保証 4.26%
38 7438 コンドーテック 4.32%
39 7723 愛知時計電機 4.10%
40 7994 オカムラ 5.31%
41 8015 豊田通商 4.85%
42 8130 サンゲツ 5.44%
43 8473 SBIホールディングス 10.57%
44 8591 オリックス 4.14%
45 8593 三菱HCキャピタル 4.57%
46 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス 4.78%
47 8766 東京海上ホールディングス 3.85%
48 9065 山九 5.50%
49 9069 センコーグループホールディングス 4.05%
50 9233 アジア航測 3.97%
51 9368 キムラユニティー 4.69%
52 9381 エーアイテイー 5.34%
53 9432 NTT 3.67%
54 9513 電源開発 4.20%
55 9687 KSK 5.83%
56 9769 学究社 5.28%
57 9989 サンドラッグ 3.72%

ポートフォリオ平均取得利回り: 4.89%

銘柄数は57銘柄でぼちぼち分散できていますね。SBIホールディングスの10.57%が際立っています!

業種分散の状況

続いて、業種別構成比率は以下の通りです。

ちくわストックの2024年11月末時点の業種割合(配当金ベース)

全17業種の比率はこちらをタップ

業種 構成比率
建設業 9.3%
医薬品 9.1%
機械 8.7%
その他金融業 7.2%
卸売業 7.2%
情報・通信業 6.4%
化学 6.2%
鉱業 5.6%
保険業 5.6%
証券、商品先物取引業 5.0%
電気機器 4.8%
ゴム製品 4.3%
サービス業 3.6%
倉庫・運輸関連業 3.0%
金属製品 1.7%
ETF・他 1.3%
陸運業 0.5%

トップは建設業(9.3%)と医薬品(9.1%)で、ほぼ拮抗しています。次いで機械(8.7%)が続き、上位3業種でも約27%程度と、特定の業種への過度な集中は見られません。

今月は保険業セクターへの投資を強化したことで、保険業の構成比率が5.6%となりました。東京海上ホールディングスの新規購入とMS&ADの買い増しにより、金融セクター全体(保険業、その他金融業、証券)で約17.8%を占める形となっています。

全体として、17業種に分散されており、バランスよく持てているかなと思います。

医薬品と建設業が約9%ずつでトップ2ですね。
どちらも10%を超えていないので、分散が効いているポートフォリオになってきました。特定の業種に頼りすぎないのは安心材料です。

11月の売買記録

11月は、新規購入2銘柄、買い増し1銘柄、そして売却予定(未完了)1銘柄という動きがありました。

それぞれ詳しく見ていきます。

新規購入の2銘柄

1銘柄目は、「東京海上ホールディングス(8766)」です。

業種 保険業
取得利回り 3.85%
主な購入理由 保険業セクターの分散強化: MS&ADのみだった保険セクターに、もう1銘柄追加することでセクター内の分散を図りました ・財務健全性の高さ: 日本を代表する損害保険会社で、財務基盤が極めて安定しています ・安定配当の実績: 長年にわたり安定した配当を継続しており、減配リスクが低いと判断 ・ポートフォリオバランス: 取得利回りは3.85%とやや控えめですが、安定性を重視した選択

東京海上HDは、MS&Dと並ぶ国内大手損保グループです。海外事業の展開も進んでおり、国内市場だけに依存しない収益基盤を持っている点も評価できます。

2銘柄目は、「アイカ工業(4206)」です。

業種 化学
取得利回り 3.97%
主な購入理由 化学セクターの追加: 既に日産化学、東ソー、ダイセルを保有していますが、まだセクター比率も低いため良い銘柄の追加をしました ・建材用接着剤のトップシェア: メラミン化粧板や建材用接着剤で国内トップシェアを誇る企業です ・安定した事業基盤: 建設・住宅市場向けの製品が主力で、景気変動に対する一定の耐性があります ・配当実績の良好さ: 過去10年間で減配なし、むしろ増配傾向にある点を評価

上記2銘柄とも以前から気になっていた銘柄で、以下の記事で紹介していたものです。今まで利回りがイマイチでしたが、4%に近いところに株価が下がってきたので、購入に踏み切りました。

アイカ工業は、当ブログでも今後分析記事を出す予定なのでお楽しみに!

買い増しの1銘柄

今月の買い増しをしたのは、「MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)」です。

業種 保険業
取得利回り 4.78%
主な購入理由 保険セクターへの追加投資: 東京海上HDの新規購入と合わせて、保険セクターを強化する戦略 ・配当利回りの魅力: 4.78%という高い利回りは、ポートフォリオ全体の利回り向上に寄与します ・財務安定性: 損保大手3社の一角で、財務基盤は盤石です ・株価水準の妥当性: 割安とまでは言えませんが、現在の株価水準は妥当と判断しました

MS&ADは既に保有していましたが、まだまだ単元未満であり、もう少し買っておきたいと思い、追加購入に踏み切りました。東京海上HDと合わせて、保険業での分散も図れています。

売却予定(未完了)

最後に今月売却予定だった銘柄は、「セントケア・ホールディング(2374)」です。

創業家の資産管理会社「村上企画」が設立した株式会社Colorが、MBOの一環としてセントケア・ホールディング株に対するTOB(株式公開買付け)を実施すると発表したことが売却理由です。

この売却による利益(予想)は、以下の通りです。

取得単価 724円
売却価格 1,220円
売却益 118,101円

240株持っていたので、ある程度大きな売却益となりそうです。最後の1株配当金が30円だったので、約16年分の配当金分を稼ぐことができました。

これまでにも何度かTOBで株式を売却していますが、今回が一番大きな売却益となりました。

今月の振り返りとトピック

11月のポートフォリオ運用を振り返り、主要なトピックについて詳しく解説していきます。

1. セントケア・ホールディングスのMBO発表

11月最大のニュースは、保有していたセントケア・ホールディングス(2374)のMBO(マネジメント・バイアウト)発表でした。

MBOとは、会社の経営陣が自社の株式を買い取り、上場を廃止して非公開化することを指します。株主にとっては、保有株式を一定の価格で買い取ってもらえる一方、長期保有ができなくなります。

そのため、セントケアHDの配当金分が予想配当金額から下がるかと思いましたが、、結果的には東京海上HD、アイカ工業の新規購入、MS&ADの買い増しにより、年間配当金は前月比+9,688円と増加しました。

非公開化は残念ですが、その分大きく稼ぐことができ、他の銘柄でカバーできたのは良かったです。

2. 保険セクターの強化戦略

今月は、保険業セクターの強化を意識した投資を行いました。

投資の背景

保険業は、以下の特徴から高配当株投資に適したセクターと考えています。

  • 安定した収益基盤: 保険料収入という継続的なキャッシュフローがある
  • 財務健全性: 規制により高い自己資本比率が求められる
  • 配当性向の安定性: 業績が安定しているため、配当も安定しやすい
  • 景気耐性: 一定の景気耐性がある事業モデル

今月の動き

  • 東京海上ホールディングス(8766)を新規購入: 取得利回り3.85%
  • MS&AD(8725)を買い増し: 取得利回り4.78%
  • 保険業の構成比率: 5.6%に到達

東京海上もMS&ADもメガ損保でそこまで分散は効いていませんが、特定企業のリスクは低減できているかと思います。

保険株は地味ですけど、安定配当が期待できる優等生セクターですね。

3. 化学セクターへのアイカ工業追加

アイカ工業(4206)を新規購入し、化学セクターをさらに強化しました。

アイカ工業の魅力

  • 建材用接着剤のトップシェア: メラミン化粧板や建材用接着剤で国内トップクラス
  • 安定した事業基盤: 建設・住宅市場向けが主力で、景気変動への一定の耐性
  • 配当実績: 過去10年間以上減配なし、増配傾向
  • 財務健全性: 自己資本比率が高く、営業CFも安定
  • 当ブログでの分析済み: 詳細な銘柄分析を実施し、高評価を得ている

化学セクターの状況

化学セクターでは、すでに日産化学、東ソー、ダイセルを保有していますが、アイカ工業の追加により、化学セクターの構成比率は6.2%となりました。

化学業界は、原料価格の変動や景気の影響を受けやすい側面もありますが、各社で事業内容が異なるため、分散効果が期待できます。

来月以降の投資方針

11月のポートフォリオ運用を踏まえ、12月以降の投資方針を整理します。

1. セントケアの売却完了と資金の再投資

まずはTOBが発表されたセントケア・ホールディングスの株の売却を完了させます。売却で得た資金は、新たな高配当株への再投資に充てる予定です。

再投資先の候補としては、以下に当てはまるもので探そうと思います。

  • 配当利回り4%以上を目安
  • 減配リスクが低く、配当継続力が高い銘柄
  • 現在のポートフォリオで薄いセクターを優先的に検討

2. セクターバランスの継続的なモニタリング

現在、17業種に分散されており、上位セクターでも10%未満と良好なバランスです。

  • トップセクターの確認: 建設業(9.3%)、医薬品(9.1%)が拮抗
  • 金融セクター全体: 保険業、その他金融業、証券で合計17.8%
  • 薄いセクター: 陸運業(0.5%)、金属製品(1.7%)など

しかし、今後も以下の点に注意していきます。

  • 特定セクターが15%を超えないよう注意
  • 薄いセクターについては、魅力的な銘柄があれば追加を検討
  • 定期的に構成比率をチェックし、必要に応じて調整

3. 新規銘柄の選定&保有銘柄の買い増し

引き続き、新規銘柄の選定や保有銘柄の買い増し機会を伺っていこうと思います。

新規銘柄については、当ブログの銘柄分析フレームワークに基づくスコアリング(50点以上)でふるいにかけ、良さげな銘柄をしっかりと分析したいと思います。

まとめ

2025年11月のポートフォリオ運用報告、いかがでしたでしょうか。最後に、今月のポイントを改めて整理します。

▼11月のポートフォリオサマリー

項目 数値 前月比
総資産額 5,736,395円 +613,965円
年間配当金 203,961円 +9,688円
配当利回り 4.89% -
保有銘柄数 57銘柄 ±0
業種数 17業種 -

11月は、セントケア・ホールディングスのMBO発表という予想外の展開がありました。大きな売却益が入る予定で嬉しいですが、超長期的に安定した配当金がもらえる銘柄が1つ減ったのは少し残念でもあります。

とはいえ、私の高配当株投資は、短期的な株価上昇を狙うものではなく、長期的に安定した配当収入を得ることが目的です。焦らず、じっくりと良い銘柄を見つけ、配当金を積み上げていきたいと思います。

ポートフォリオ構成や投資方針について、ご意見やご質問があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。

11月は充実した月になりました!配当金20万円突破は本当に嬉しいです。来月以降も、コツコツと配当金を増やしていきたいですね。読んでくださった皆さん、ありがとうございました!