【配当利回り4.8%】年間配当23万円超の高配当株ポートフォリオを大公開【2026年3月】

2026年3月の高配当株ポートフォリオ運用成績をまとめました。

2月末の米国・イスラエルによるイラン攻撃をきっかけに「中東ショック」が発生し、日経平均は月間-7,787円(-13.2%)と過去最大の下落幅を記録。そうした中、高配当株ポートフォリオは**-7.4%と市場全体より下落幅を限定**。さらに今年初めてのまとまった配当金21,394円を受け取ることができ、配当投資の意義を実感できた月となりました。

記事のポイント

  • 中東リスクで日経平均-13%の暴落も、ポートフォリオは-7%と下落を限定
  • 初のまとまった配当入金:8銘柄から合計21,394円を受領
  • 評価益は+166万円に縮小も、年間配当予想23万円・取得利回り4.77%を維持

2026年3月の市場動向

3月の日本株市場は、中東情勢の急激な悪化を背景に大きく調整する展開となりました。

日経平均株価とTOPIXはいずれも2月の上昇分の多くを吐き出し、1カ月を通じて二桁%前後の下落率となるなど、高いボラティリティが意識される相場でした。

指標 2月末 3月末 月間騰落率
日経平均株価 58,850円 51,064円 -13.2%
TOPIX 3,939pt 3,498pt -11.2%

出典:日経平均・TOPIX 各種市場データ(2026年3月31日時点)

3月の主要イベントは以下の通りです。

  • 中東ショック(2/28〜): 米国・イスラエルがイランへ軍事攻撃を実施。ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となり、原油供給の途絶懸念が急拡大
  • 日経平均 歴史的下落: 月間下落幅7,787円は過去最大(36年ぶり更新)。3月4日には1日で-2,033円(-3.6%)と史上5番目の下落幅を記録
  • 原油・資源価格の高騰: ホルムズ海峡封鎖でナフサ・アルミニウム等の中東依存度が高い素材の調達懸念が拡大。自動車産業株が総崩れに
  • 3月末 権利確定: 配当権利確定の集中月だが、中東リスクの高まりから「権利取り」の買いは例年より控えめ

2月の衆院選相場で+10%だった日経平均が、わずか1ヶ月で-13%と急反落しました。「上がるのに1ヶ月、下がるのに1ヶ月」というスピード感で、改めて株式市場のボラティリティの大きさを痛感する月でした。

2月に「好調すぎて怖い」と書きましたが、こんなに早く調整が来るとは思いませんでした。中東情勢は先が読めませんが、高配当株投資家としては「配当をもらいながら嵐が過ぎるのを待つ」スタンスです。

ポートフォリオの現状

ちくわストックの2026年3月末時点の資産評価額と予想年間配当金

3月末時点のポートフォリオ全体像です。

項目 3月末 前月比
評価額合計 6,508,935円 -520,813円
投資元本 4,845,384円 ±0円
評価損益 +1,663,551円 -520,813円
損益率 +34.33% -10.8pt
保有銘柄数 59銘柄 ±0
年間配当予想 230,917円 +525円
取得利回り 4.77% +0.02pt
時価利回り 3.55% +0.27pt
配当目標(年間36万円)進捗 64.1% +0.1pt

出典:筆者の証券口座データをもとに作成(2026年3月31日時点)

中東ショックの影響で、評価額は約52.1万円の減少となりました。損益率は+45%から+34%に後退しています。

一方、年間配当予想は230,917円と前月から525円の微増。一部銘柄の配当予想引き上げが反映された形です。株価が下がっても配当は維持される——高配当株投資の強みを数字で確認できた月です。

※ランドコンピュータ(3924)は2026年4月1日付でトランヴィア(545A)への株式移転が実施されました(移転比率1:1)。統合後の配当方針によっては、年間配当予想が若干変動する可能性があります。

注目すべきは時価利回りが3.28%→3.55%に上昇している点です。株価下落によって利回りが上がるため、追加投資のタイミングとしては魅力的な水準に近づいているとも言えます。

59銘柄のうち、アマノとインソースの2銘柄が評価損に転落しました。前月の「全銘柄プラス」からは後退しましたが、日経平均-13%の暴落を受けて評価損がわずか2銘柄というのは、高配当株の底堅さを感じます。

なお、日東富士製粉は3月30日に1:4の株式分割が行われました。分割調整後の取得単価は約1,678円で、現在株価1,805円に対して評価益(+7.6%)です。

評価益が52万円減ったと聞くとドキッとしますが、「まだ+166万円ある」と考えれば冷静でいられます。配当予想はむしろ微増していますし、何も焦る必要はないと思っています。

保有銘柄一覧

59銘柄の保有状況です。証券コード順に並べています。

コード 銘柄 取得利回り 評価損益率
1343 REIT指数ETF 5.22% +14.1%
1414 ショーボンドHD 3.51% +8.4%
1605 INPEX 5.89% +155.3%
1879 新日本建設 4.11% +37.0%
1926 ライト工業 5.54% +79.8%
1928 積水ハウス 4.51% +10.3%
1951 エクシオグループ 4.50% +81.9%
2003 日東富士製粉 4.17% +7.6%
2163 アルトナー 4.76% +8.2%
2169 CDS 4.10% +1.7%
3076 あいホールディングス 5.43% +33.2%
3179 シュッピン 4.62% +8.1%
3231 野村不動産HD 5.26% +33.0%
3817 SRAホールディングス 4.99% +21.0%
3924 ランドコンピュータ 5.64% +35.0%
4021 日産化学 4.12% +37.2%
4042 東ソー 5.22% +20.8%
4202 ダイセル 5.39% +10.1%
4206 アイカ工業 4.03% +5.8%
4290 プレステージ 4.28% +10.5%
4502 武田薬品工業 4.89% +38.7%
4528 小野薬品工業 5.11% +60.4%
4540 ツムラ 4.05% +5.4%
4743 アイティフォー 5.92% +22.3%
4800 オリコン 4.63% +5.4%
5105 TOYO TIRE 6.49% +72.8%
5184 ニチリン 5.60% +19.8%
5357 ヨータイ 5.38% +8.4%
5903 SHINPO 3.55% +4.6%
5970 ジーテクト 5.92% +18.5%
6200 インソース 4.13% -2.0%
6381 アネスト岩田 7.13% +36.5%
6392 ヤマダコーポレーション 4.39% +35.8%
6432 竹内製作所 5.13% +51.1%
6436 アマノ 4.46% -6.4%
6458 新晃工業 4.25% +2.0%
6785 鈴木 6.52% +83.7%
7164 全国保証 4.26% +16.3%
7438 コンドーテック 4.32% +24.5%
7723 愛知時計電機 5.15% +32.6%
7994 オカムラ 5.31% +25.8%
8015 豊田通商 4.85% +148.7%
8130 サンゲツ 5.44% +8.5%
8473 SBIホールディングス 5.60% +77.1%
8591 オリックス 4.14% +59.0%
8593 三菱HCキャピタル 4.57% +42.3%
8725 MS&AD 4.78% +24.4%
8766 東京海上HD 3.85% +33.4%
9065 山九 5.50% +103.3%
9069 センコーGHD 4.05% +45.3%
9233 アジア航測 3.97% +8.1%
9368 キムラユニティー 4.69% +25.0%
9381 エーアイテイー 5.94% +30.1%
9432 NTT 3.66% +8.7%
9513 J-POWER 4.20% +82.1%
9687 KSK 5.83% +53.7%
9757 船井総研HD 4.23% +0.6%
9769 学究社 5.28% +20.2%
9989 サンドラッグ 3.72% +11.0%

出典:筆者の証券口座データをもとに作成(2026年3月31日時点)。年間配当は会社予想ベース。

取得利回りTOP5は、アネスト岩田(7.13%)、鈴木(6.52%)、TOYO TIRE(6.49%)、エーアイテイー(5.94%)、アイティフォー / ジーテクト(5.92%)です。先月から変動はありません。

3月は新規購入・売却ともに行っていないため、銘柄構成は前月と同じ59銘柄です。中東ショックによる急落局面でも売却は行わず、配当をもらいながら保有を継続する方針を貫きました。

暴落時に「何もしない」というのは意外と難しいものです。SNSでは「損切り」「狼狽売り」の声も見かけましたが、高配当株は配当をもらうために持っているので、短期的な株価の上下で手放す必要はないと思っています。

セクター分散

26セクターへの分散状況です。上位12セクターを個別表示、残りは「その他」としてまとめています。

セクター 評価額(円) 構成比 銘柄数
建設業 650,976 10.0% 5
化学 647,433 9.9% 4
卸売業 570,390 8.8% 4
鉱業 537,970 8.3% 1
その他金融業 514,292 7.9% 3
医薬品 504,947 7.8% 3
サービス業 432,722 6.6% 6
機械 425,999 6.5% 5
情報・通信 320,676 4.9% 6
保険業 315,000 4.8% 2
電気機器 294,690 4.5% 1
ゴム製品 220,970 3.4% 2
その他(14セクター) 1,072,870 16.5% 17
合計 6,508,935 100% 59

出典:筆者の証券口座データをもとに作成

前月と比較すると、最大セクターが「化学」から「建設業」に入れ替わりました。これは中東ショックによる株価下落の影響度がセクターごとに異なるためです。

建設業は内需中心で中東リスクの影響が比較的小さく、化学・ゴム製品など原材料を中東に依存するセクターはやや大きく下落しました。結果として、構成比のバランスが微調整されています。

最大セクターの建設業でも10.0%に抑えられており、分散効果は引き続き健全です。今回のような「特定地域のリスク」が顕在化した時こそ、セクター分散のありがたみを感じます。

中東ショックでも建設業や医薬品など内需セクターは相対的に堅調でした。「分散していて良かった」と心から思える月でしたね。鉱業(INPEX)は原油高のプラス面もあり、意外な防御力を発揮してくれました。

受取配当金

項目 金額
3月の受取配当金 21,394円
累計受取配当金 22,264円
年間配当予想 230,917円
年間配当目標 360,000円
目標達成率 64.1%

3月は初めてまとまった金額の配当金を受け取ることができました。

銘柄 コード 受取日 配当金額
INPEX 1605 3/30 5,750円
鈴木 6785 3/3 4,950円
ニチリン 5184 3/30 4,700円
あいホールディングス 3076 3/6 2,200円
ショーボンドHD 1414 3/10 2,050円
REIT指数ETF 1343 3/19 765円
CDS 2169 3/30 629円
TOYO TIRE 5105 3/30 350円
合計 21,394円

出典:筆者の証券口座への実際の入金額に基づく

最大の入金はINPEXの5,750円。続いて鈴木(4,950円)、ニチリン(4,700円)と、取得利回りの高い銘柄からしっかりと配当が入ってきています。

これまでの累計配当金は22,264円に達しました(2025年12月以降の記録)。まだ小さな金額ですが、中東ショックで株価が大きく下がった3月に、変わらず配当金が口座に振り込まれてくるのは心強いものです。

年間配当予想の230,917円が実現すれば、月平均で約19,200円の不労所得になります。6月には3月末権利確定分の配当金が一気に入ってくる見込みで、今から楽しみですね。

株価は-52万円でも、配当金は+21,394円。これが高配当株投資の本質だと実感しました。「含み益は幻だけど、配当金はリアル」。この言葉の意味がようやく体感としてわかった月です。

3月の売買記録

3月は売買を行いませんでした。

項目 内容
新規購入 なし
追加購入 なし
売却 なし
月間投資額 0円

中東ショックで株価が急落し、割安感のある銘柄も出てきましたが、情勢が不透明な中での追加投資は見送りました。

理由は3つあります。

  1. 中東情勢の先行き不透明感: ホルムズ海峡の封鎖が長期化するか早期に解消されるかで、相場の方向性が大きく変わる
  2. 3月末の権利確定前後の値動き: 配当権利確定前は株価が高くなりがちで、権利落ち後に改めて検討したかった
  3. 全体的な株高: 買いたいと思っている銘柄の株価が割高に感じており、購入に踏み切らず

4月以降、中東情勢が落ち着いて株価がさらに下がるようであれば、追加投資を検討したいと考えています。

「暴落は買い時」とよく言いますが、実際にリアルタイムで暴落している最中に買い向かうのは勇気がいります。無理に底を狙わず、中東情勢の方向感が見えてきてからでも遅くないと判断しました。

3月の振り返り

3月を一言で表すと、**「嵐の中で配当に支えられた月」**でした。

よかった点

  • 配当金21,394円を受領: 運用開始以来、初めてまとまった配当金を受け取れた
  • 市場全体より下落幅を限定: 日経平均-13.2%に対してPFは-7.4%。高配当株の防御力を実感
  • パニック売りを回避: 歴史的暴落でも冷静に保有を継続できた
  • セクター分散が機能: 内需セクターが下支えし、ポートフォリオ全体の下落を緩和

気になった点

  • 評価益が大幅縮小: +218万円→+166万円(-52.2万円)。評価益の脆さを痛感
  • 2銘柄が評価損転落: アマノ(-6.4%)とインソース(-2.0%)がマイナス圏に
  • 追加投資の機会を逃した可能性: 急落時に買えなかったことが、後から振り返って機会損失になるかもしれない
  • 中東リスクの長期化懸念: 原油供給問題が長期化すれば、製造業銘柄への影響が拡大するおそれ

2月に「好調すぎて怖い」と書きましたが、実際に急落はあっという間にやってきました。ただ、急落を経験して改めて感じたのは、「配当金があると冷静でいられる」ということです。株価が下がっても配当の予定額は変わらない。この安心感が、高配当株投資の最大のメリットだと思います。

評価益が52万円減ったと聞くと大きな損失に感じますが、実際のキャッシュアウトはゼロです。むしろ21,394円のキャッシュインがありました。「株価は動いても、配当は動かない」。この体験ができたのは、投資家として大きな学びでした。

投資開始からの推移

2024年8月に高配当株ポートフォリオの運用を開始し、約1年7ヶ月が経過しました。直近の推移は以下の通りです。

評価損益 年間配当予想 備考
2026年1月 +約160万円 約21万円 詳細はこちら
2026年2月 +2,184,364円 230,392円 詳細はこちら
2026年3月 +1,663,551円 230,917円 今月
前月比 -520,813円 +525円

※過去の運用成績は運用成績カテゴリからご確認いただけます。

2月から3月にかけて、評価益は約52.1万円減少しました。一方、年間配当予想は230,917円と微増(+525円)。3月は新規投資を行っていないため、配当予想の増加は一部銘柄の増配反映によるものです。

評価益の変動と配当予想の安定性のコントラストが鮮明な月でした。「株価は市場環境で動く、配当は企業業績で動く」。この2つは別物であることを、数字で確認できた月です。

評価益のグラフは2月→3月で急降下ですが、配当予想のグラフはフラットです。この「安定感」こそが高配当株投資を続けるモチベーションになりますね。

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今後の方針

配当目標:年間36万円(月3万円)を目指す

年間配当予想230,917円に対して、目標の36万円まで残り約13万円です。中東情勢の落ち着きを見ながら、追加投資を再開していく方針です。

投資方針の3原則

  1. 取得利回り4%以上を基準に銘柄選定: 中東ショックで利回りが上昇している銘柄もあり、追加投資の好機を見極める
  2. セクター分散を維持: 原油・中東依存度の高いセクターへの偏りを避ける
  3. 評価益よりも配当重視: 株価の回復を待つのではなく、配当金の積み上げにフォーカス

4月に注目していること

  • 中東情勢の行方: ホルムズ海峡の状況や停戦交渉の進展。これが最大のファクター
  • トランプ関税(4/2「解放の日」): 相互関税の発動が予定されており、日本の輸出企業への影響を注視
  • 3月期決算の配当入金: 6月頃から本格的に配当金が振り込まれる見込み。配当シーズンが楽しみ
  • 権利落ち後の株価: 3月末権利確定後の値動きで、追加投資のチャンスを探る

4月はトランプ関税の発動も控えており、しばらく波乱含みの相場が続きそうです。ただ、こういう時こそ高配当株投資の「配当をもらいながら待つ」戦略が活きると思っています。焦らず、マイペースで積み上げていきます。

まとめ

2026年3月の運用成績をまとめます。

項目 実績 評価
評価額 6,508,935円(+34.3%)
年間配当予想 230,917円(取得利回り4.77%)
セクター分散 26セクター・59銘柄
配当目標進捗 64.1%(目標36万円)
受取配当金 月21,394円(累計22,264円)
市場対比パフォーマンス PF -7.4% vs 日経平均 -13.2%

PF=ポートフォリオ

中東ショックという想定外のイベントに見舞われた3月でしたが、高配当株ポートフォリオは日経平均を大きく上回る耐性を示しました。そして何より、初めてまとまった配当金を手にできたことが大きな収穫です。

評価益は+218万円から+166万円に減少しましたが、配当金は予定通り口座に振り込まれました。「株価は下がっても配当は入る」——この体験こそが、高配当株投資を長期で続けるための一番の支えになると感じています。

来月もポートフォリオの状況を公開していきますので、高配当株投資の参考にしていただければ幸いです。